【医師監修レベル】コラーゲンペプチドの効果と正しい摂取量|美肌・関節・筋肉に効く理由を科学的に解説
- 恋 大木
- 5月12日
- 読了時間: 4分
こんにちは。パーソナルジムHome Fit 新座の大木です!
今日は、美肌や関節ケア、さらには筋肉にも良いとされている「コラーゲンペプチド」について、科学的な根拠をもとに詳しく解説していきます。
「何となく肌に良さそうだから飲んでる」「毎日飲んでるけど、本当に効果あるの?」
…という方、要チェックです!

🔬 コラーゲンペプチドとは?普通のコラーゲンと何が違うの?
コラーゲンとは、体内に最も多く存在するたんぱく質で、皮膚・骨・軟骨・血管・靭帯などを構成しています。
ただし、普通のコラーゲンは分子が大きく吸収されにくいのが難点。そこで登場するのが、「コラーゲンペプチド」。
✅ コラーゲンペプチドの特徴
加水分解コラーゲン(低分子)
吸収率が高く、摂取後すぐに血中に取り込まれる
体内でコラーゲン産生を促すペプチドシグナルとして機能
簡単に言うと、普通のコラーゲンよりも体に届きやすく、しっかり働いてくれる形です。

🧪 科学的に示された「コラーゲンペプチド」の効果
① 美肌・保湿・ハリ改善
【研究①】Prokschら(2014)による臨床試験では、女性が1日2.5gのコラーゲンペプチドを8週間摂取した結果、以下のような変化が見られました:
皮膚の弾力性が有意に改善
肌の水分保持力が向上
目元の小ジワが減少
つまり、少量でも確かなエビデンスがあるのです。

② 関節の痛み・可動域の改善
【研究②】Clarkら(2008)は、アスリートを対象に1日10gのコラーゲンペプチドを24週間摂取させたところ:
関節の痛みが有意に軽減
運動時のパフォーマンスが向上
特にスポーツや加齢で関節に不安のある方には有用なサプリメントといえます。

③ 筋肉量・筋力の向上
【研究③】Zdzieblikら(2015)の研究では、高齢男性に筋トレと併用して1日15gの摂取を12週間継続した結果:
除脂肪体重(筋肉量)が増加
筋力アップ・体脂肪の減少も確認
「たんぱく質源」として、ホエイだけでなくコラーゲンにも注目が集まっています。

🧂 どのくらいの量を毎日摂れば効果がある?
目的によって適量が異なりますが、下記が科学的な摂取目安です。
目的 | 推奨摂取量 | 摂取期間の目安 |
美肌・肌のハリ改善 | 2.5〜5g/日 | 8〜12週間 |
関節の痛み軽減 | 10g/日 | 12〜24週間 |
筋肉量アップ・代謝改善 | 10〜15g/日 | 12週間〜 |
市販されているコラーゲンドリンクやパウダーの多くは、1日あたり2.5〜5gで設計されています。関節や筋肉のケアを狙う方は、10g以上含有している製品を選ぶと良いでしょう。
⚠️ 摂取時の注意点
即効性はない → 最低でも8週間以上の継続が必要です。数日で効果を求めるのはNG。
たんぱく質の一種なので、過剰摂取に注意 → 一般的には上限20g/日以下を目安にすると安全です。
胃腸が弱い方は、少量からスタート → 高濃度をいきなり摂るとお腹がゆるくなるケースもあります。
🍋 どんな栄養と一緒に摂ると効果が高まる?
① ビタミンC(100〜500mg)
コラーゲンは体内で再合成される際にビタミンCが必須です。不足すると、せっかく摂ったコラーゲンがうまく活用されません。
例:レモン水、赤パプリカ、アセロラジュースなどと一緒に摂取
② 鉄分や亜鉛
コラーゲン合成には、鉄分や亜鉛などのミネラルも重要です。特に女性は鉄不足になりやすいため、栄養バランスも意識しましょう。
③ トレーニング(筋肉系を狙う場合)
筋肉アップや脂肪燃焼を狙う方は、筋トレ後30分以内の摂取が効果的とする研究があります。
✅ まとめ
コラーゲンペプチドは吸収されやすく、肌・関節・筋肉に効果あり
2.5g〜15g/日を、目的に応じて摂取するのがベスト
ビタミンCと一緒に摂ることで効果がアップ
最低8週間は継続して様子を見るのが大切
美容だけでなく、関節ケアや筋肉の維持にも有用なコラーゲンペプチド。「飲む美容整形」ともいえる存在ですが、正しい摂取と継続こそが結果を生む鍵です。
📌 次回予告:コラーゲンサプリの選び方|低分子・高吸収・原料の違いも解説!お楽しみに!
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