シェイプアップには高重量低回数と低重量高回数、どちらが効果的?科学的根拠を基に解説
- 恋 大木
- 2月18日
- 読了時間: 4分
更新日:2月25日
こんにちは!
パーソナルジムHome Fit 新座の大木です!
今回は「シェイプアップには高重量低回数と低重量高回数、どちらが効果的?科学的根拠を基に解説」について記事にしました。
ぜひ、目的に合ったトレーニングの参考にしてください!
シェイプアップ(引き締まった体を作ること)を目的としたトレーニングでは、「高重量低回数」と「低重量高回数」のどちらが効果的なのか、議論されることが多いです。この記事では、科学的根拠をもとにそれぞれの効果を解説し、どちらがシェイプアップに適しているのかを考察します。

高重量低回数と低重量高回数の違い
1. 高重量低回数(例:80%以上の最大重量で6回前後)
高重量低回数のトレーニングは主に「筋力向上」や「筋肥大(筋肉を大きくする)」を目的としたものです。大きな負荷をかけることで筋繊維の太さが増し、神経系の適応も進みます。
2. 低重量高回数(例:50%前後の最大重量で15~20回)
低重量高回数のトレーニングは、筋持久力の向上や脂肪燃焼効果が期待できます。比較的軽い負荷で長時間筋肉を使うため、筋肉の持続的な活動能力を向上させます。
科学的根拠に基づく比較
1. 筋肉の成長と基礎代謝
筋肉が増えると基礎代謝が向上し、消費カロリーが増えるため、シェイプアップには重要な要素です。
高重量低回数の効果
筋肉の「速筋線維(タイプⅡ)」が主に刺激される。
速筋線維は筋力向上と筋肥大に大きく関与。
長期的には基礎代謝の向上につながる。
低重量高回数の効果
「遅筋線維(タイプⅠ)」が主に働く。
持久力向上に貢献し、脂肪燃焼が促される。
筋肥大の効果は低重量では限定的。
結論:筋肉量を増やして基礎代謝を上げるには、高重量低回数の方が有利。
2. 脂肪燃焼とエネルギー消費
シェイプアップにおいて、脂肪燃焼を促すトレーニングの重要性も無視できません。
高重量低回数の効果
運動中のカロリー消費は少なめ。
運動後の「EPOC(運動後過剰酸素消費量)」が高く、脂肪燃焼が長く続く。
低重量高回数の効果
運動中のカロリー消費が多い。
持久力の向上により、長時間の有酸素運動がしやすくなる。
結論:脂肪燃焼に直接つながるのは低重量高回数だが、高重量低回数でも長期的には代謝向上のメリットがある。
3. ホルモンの分泌
ホルモンの影響も、シェイプアップにおいて重要な要素です。
高重量低回数の効果
テストステロンや成長ホルモンの分泌が促進される。
筋肉の合成が活性化し、脂肪燃焼もサポート。
低重量高回数の効果
コルチゾール(ストレスホルモン)が増加しやすい。
高強度のインターバルトレーニング(HIIT)を組み合わせることで、成長ホルモンの分泌を促進できる。
結論:ホルモン分泌による脂肪燃焼と筋肉増加を考えると、高重量低回数のほうが有利。
どちらがシェイプアップに適しているのか?
科学的根拠を踏まえると、「高重量低回数と低重量高回数の両方を組み合わせる」のが最も効果的なアプローチといえます。
おすすめのトレーニングプラン
筋肉量を増やすための高重量低回数トレーニング(週2~3回)
主要なコンパウンド種目(スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなど)
6~8回×3~4セット
脂肪燃焼のための低重量高回数トレーニング(週2回)
マシンやダンベルを使ったトレーニング
15~20回×3セット
HIITや有酸素運動を組み合わせる(週2~3回)
例:タバタ式トレーニングや短時間の高強度ランニング
まとめ
項目 | 高重量低回数 | 低重量高回数 |
筋肥大 | ◎ | △ |
基礎代謝向上 | ◎ | △ |
脂肪燃焼 | ◯(EPOCの影響) | ◎(運動中の消費が多い) |
筋持久力 | △ | ◎ |
ホルモンの分泌 | ◎(テストステロン、成長ホルモン) | △(コルチゾール増加の可能性) |
結論として、
筋肉量を増やして基礎代謝を向上させるには、高重量低回数のトレーニングが有効。
脂肪燃焼を促し、長時間の運動を可能にするには、低重量高回数が適している。
両方のトレーニングを組み合わせることで、理想的なシェイプアップが可能。
つまり、一方に偏るのではなく、適切なバランスで両方を取り入れることが最適なアプローチとなります。トレーニング計画を立てる際にぜひ参考にしてください!
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